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911 -19年前のあの日-
ニューヨークで起きたあの衝撃的事件。
世界貿易センタービルに2機目の旅客機が突入する映像は、まるで映画を見ているほど現実味が無く、にわかには真実とは理解出来なかった。
時間と共に失われた命とその多さは心に大きな痛みを覚えさせた。
罪の無い多くの人が巻き込まれた、歴史上初のアメリカ本土攻撃だった。
それは報復とも弔いとも言える戦争に突き進む事になる。
あれから今日で19年、人は何を学んだのだろう?
テロは消える事無く、戦争も同様に。
一方の価値観で見る正義と悪が他方では真逆になる。
宗教と文明は渾然一体となり人と関わってきた。
本来、人を幸せに導くための宗教を理由に戦争まで起こしてしまう。
宗教と関係なく自己の欲望のまま国を独裁し、今もこの瞬間、他国を蹂躙し人権弾圧する国連常任理事国まで存在する。
憎しみの連鎖は止まらない。
水は低きに流れ、人もまた低きに流れてしまう。
人はサルが進化し、ヒトとなった。
そのDNAが残るなら争い、人のものを奪い取るのも当たり前。
人は戦争をする生き物である。
それを踏まえて備えなければ、未来の子供に残せる世界は悲惨なものとなる。