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50:50

先日、お昼によく行く近所のうどん屋さんへ。
食べて帰ろうとしたら、おばちゃんが。
「雨、ようけ(たくさん)降ってきたけん、気つけて帰りよ。」
「ありがとう。おばちゃんも台風来よるけん、はよ帰りよ。」
と返したあと、いろいろと会話がつづき。
ぽつりと漏らしたのが
「お客さんに怒られた。」
どうしたのかと聞くと、うどんが出来るのが遅いと。

このうどん屋さんのメインターゲットはお昼時間。
それを過ぎると一気に客は減る。
美味しく食べて貰うために、客の入りを見て茹でる。
客が多い時や、逆に少ない時は茹であがりを待たなければならない事もよくある。


それを初めて来た客に「遅い!」と叱られたとか。
何度も謝り、「ザルより釜揚げが早いですよ。」と伝えたらしいけど、「ザル!」と怒って、返事もしなかったらしい。

丁度、私たちが会計してる横を通った2人の女性客がえらく無愛想に出て行くのを見たがそれだったみたい。

仮にも自分の倍以上の人生を歩んで来た人に失礼な物言いに腹が立つ。

慰めて差し上げたけど

そもそも自分でうどんを打って、ダシを出して、食べる事を考えたら数百円で美味しいうどんが食べられる事を幸せだと思います。

 

客なんだから偉いという考えには賛同出来ません。

自分が出来ない事だから対価を払ってやって頂いてるという事を理解する必要があると思うのです。

もちろん商売をしている側も買ってくださるお客さま有って。

だからどっちが上でも無い、50:50!

 

南春夫は「お客様は神様です。」と言いました。

これはお金をいただく側が言う事で、客が言うことでは無い。

と思うのです。

 

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