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電力需給と報道

緊急事態宣言が東京等で出された昨日。
四国ではこんな問題が起きていました。
四国電力が寒波による需要増大により供給力の不足から関西電力と中部電力より合計15kWの供給を受けたのです。
電力の需給はバランスを24時間3交替で行われています。
電気は作っても貯められません。
なので需要をみつつ供給するのですが、今回の様に急な需要増においては不足することも有り得るのです。

現代社会は電気に全てを頼っています。
まさにライフライン。
経済や医療、すべて電気なしでは考えられません。
ガソリンエンジンも近い将来は無くなる予定です。

ちまたではクリーンエネルギーが声高に叫ばれていますが、太陽光や風など自然に大きく影響を受けるこれらをメインのエネルギーとすることが、いかに脆弱であるか。
カンのいい人ならすぐ解ると思います。

原子力は使用済み核燃料の問題から、私も将来的には無くすべきと思います。
ただ、原発ゼロを宣言したドイツは、フランスより原子力で作った電気を買っています。
後進国においては近年の発展により電力需要は大きく増え、中国や韓国から原子力発電所が輸出されています。
日本で原発は悪という印象操作がなされ、再稼働も出来ないなか、その間に安全性に疑問を抱くものが世界中に輸出されているのです。
また、現在の火力発電はCo2の発生が大きく抑止されているとも聞きます。
にも関わらず、Co2の最大の排出国である中国へは何も言わず、西側諸国でクリーンエネルギーを叫ぶ人には疑いを感じずに得ません。

今回の新聞報道も非常に小さいもので、政治欄にくらべ社説などもない事実を報道したに過ぎないものです。
コロナや政治、アメリカの現状も含めマスコミ情報を鵜呑みにするのは大きな問題があると言えます。
アンテナを立て、情報は多角的かつ積極的に求める姿勢が未来に対する責任だと思いました。

昨日からの大雪で東北では大規模な停電がおこっていると聞きます。
厳寒における停電は人命にも大きく関わる問題だけに早く復旧する事を祈ります。
この寒さの中、復旧作業をする電力関連の皆さん本当に有難うございます。

写真は今朝のスタジオ下。

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