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昭和の日

今日は昭和の日です。
昭和天皇が生誕された記念日です。


昭和はまさに激動の時代でした。
日露戦争をはじめ、ロシアは南下政策をとれない目の上のたんこぶ日本を駆逐するためアメリカをはじめ、多くの国で暗躍するスパイを使い、まんまと日本を戦争に引き釣り込みました。
日本が開戦止むなしとなった御前会議での昭和天皇のおことば。

よもの海 みなはらからと思ふ世に

 など波風の たちさわぐらむ

政治に口だししないとした中で、心中を述べられたのです。
この言葉は明治天皇が日露戦争に述べられた御製を引用されました。
そうした天皇陛下も一度だけ政治に口をはさまれました。
大東亜戦争での降伏を決めた御前会議です。
1億総玉砕を言う軍部に対し、こう述べられたのです。

敵国は新たに残虐なる原子爆弾を使用し、いくども罪なき民を殺傷し、その惨害の及ぶ範囲は、まことにはかりしれない。

この上、なお交戦を続けるであろうか。

ついには、わが日本民族の滅亡をも招きかねず、さらには人類文明そのものを破滅させるにちがいない。

そのようになったならば、朕は何をもって億兆の国民と子孫を保てばよいか。

皇祖神・歴代天皇・皇室の神霊にあやまればよいか。

このお言葉により、日本は降伏し終戦へ向かったのです。
そして、進駐してきたアメリカのマッカーサー元帥に対し「全ての責任は私にある。だから国民を助けて欲しい」と。
マッカーサーは敗戦の将がどんな行動を取るか歴史を踏まえ予想していました。
命乞いに来たと思っていたのに、真逆だったのです。
彼は心を打たれ、天皇の処刑はこの国の統治をより難しいものとすると判断し、それを取り止めます。

戦争は望まなくともやってくる。
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」
私達が進む道、護るべきものが何か。
歴史は教えてくれています。

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