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信じられますか?

もし、あなたの家の庭に隣人が勝手に入り「ここは私の土地です。出て行きなさい。」と言われたらどうしますか?
しかも、手には銃を持っています。

こんな信じられない事が現実に起こっているのです。
場所は尖閣諸島。
相手はしかも国連常任理事国です。

以前より中国は尖閣の領有を主張し接続水域の航行などを繰り返してきました。
今年に入って、その数は昨年の1.5倍です。

先日、了解侵犯のうえ日本の漁船を追尾するという事態に発展。
海上保安庁の巡視船が割って入り漁家の方への危険は遠ざける事ができました。
しかし、中国船は領海を離脱する事無く
居座り続け、挙げ句の果ては中国外務省の信じられない発表。
「漁船は中国の領海で違法に操業していたもので、日本側に新たな争いごとを作り出さないよう求める」

尖閣諸島は間違いなく日本の固有の領土です。
この付近の海域に豊富な海底資源があることが分かった時から中国は自分たちのモノだと言い始めました。

本土に住む私たちには遠い日本の端っこの事と思うことも少なくないでしょう。
しかし、考えてみてください。
ここで漁をし生計を立ててらっしゃる漁家の方達にとっては深刻な問題です。
危険だからこの付近では操業が出来なくなってしまうのです。
そこが中国の狙いです。
日本が領有権を主張してもそこに居るのは海上保安庁の船だけではないか?かれらの船より私たちの船の方がたくさん居るぞと。
これをサラミ戦術と言います。
サラミをスライスする様に少しずつ、行動をエスカレートさせて行くのです。

一般的に世界においてこの様な事は起こりません。
なぜなら、武力により排除されるからです。
衛生中立国のスイスは独立を護るため、第二次世界停戦中に領空を侵犯する他国の戦闘機を沢山、撃墜しています。(もちろん自国軍機も撃墜されています)
近年ではトルコ軍がロシア軍機を撃墜しています。
(でも戦争には発展していません)

要は国を護る意志を相手国にどう伝えるかが重要なのです。
スイスは国民に【民間防衛】なる指南書を配布し国をどう護るかは政府も国民も一緒になって戦うことだと教えています。(一家に一冊)
国民皆兵で退役後は機関銃を渡され、国民防衛には侵略軍への対応措置や侵略されてしまった時の対処まで書かれているそうです。

日本とは随分、安全保障の考え方が違いますね。
日本は敗戦後、GHQにより憲法9条をペナルティーとして与えられました。
9条があるから日本は戦争をしていないんだと仰る方もいます。
はたしてそうでしょうか。

それにより国民を護ることはできたのでしょうか。
尖閣の漁家の方はもとより、北朝鮮に拉致された国民を救出することも出来ません。
日本国憲法は国民を護る事はできないのです。
そもそも、9条が本当に戦争抑止となるなら、その改正に反対する中国などはどうして9条を自国に導入しないのですか?(逆に改正に賛成するアジアや欧米諸国のことは報道されませんね)
むしろ、日本の現行憲法は戦略的意図を持つ彼らにとって好都合。
憲法改正反対の活動の背後には彼らの存在もささやかれています。

世界の国が軍を持っています。

日本だけが軍を持つと侵略戦争を起こすと考える理由はなんなのでしょう?
自衛隊を明記し、「侵略戦争はしない。しかし自衛は行い国民を護る」と書くことの何が問題なのでしょうか?


国民がマスコミや活動家に惑わされる事無く、真剣に母国をどうしたいのか。
未来の子供達にこのままバトンタッチしていいのでしょうか?
もしかするとバトンタッチする前に日本は失われていないでしょうか?
そろそろ真剣に考えなくては取り返しのつかないところまで来ているのです。


最後にスイス民間防衛に記されていることを添付します。

 

 

 

 

 

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