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横田滋さんの死去に想う。

北朝鮮拉致被者、横田めぐみさんの父、滋さんがお亡くなりになった。

87歳。

42年間と言う長きに渡り救出の為の活動をしてこられたが、取り返す事は出来なかった。

無念はいかほどか。

同じ子を持つ父として心が痛い。

 

北朝鮮が拉致を認めたのは2002年。

小泉純一郎首相の電撃訪朝で拉致被害5人を連れ帰った。

たったの5人。

拉致被害は数百人と言われている。

北朝鮮は困窮する経済から金をせしめる相手として日本を選んだ。

事もあろうに小泉首相は5人を一時帰国させ、再び北へ返す約束をする。

見返りは1兆円。

 

営利誘拐に身代金を払い、更には誘拐犯に子供を返す?

そんな事を堂々とやろうとした。

 

それを許さなかったのが当時自民党の中山恭子さんと今の安倍首相だった。

あの帰国の裏に隠された真実だ。

 

その後も北は他の拉致被害は死んだと偽の遺骨まで送付し悪びれる様子も無しに奪還の気運は下火になる。

 

北朝鮮からすれば約束を破り1円も支払わず経済制裁までする日本は嘘つきだと思っているかも知れない。

しかし良識ある人ならば正義はどちらか言わずともわかるだろう。

 

2015年、再び訪れた交渉のチャンスも突然ストップ。

日本と経済援助を話していた北が一方的にテーブルから立つ。

代わりにミサイルが乱発された。

 

その理由がアメリカに有る事を知っている人は少ない。

当時の民主党、オバマ大統領がイランとの核合意により核開発を認めたのだ。

イランは北の核を求め、北は豊富な資金を得る。

日本の資金援助は不要になったのだ。(その後トランプ大統領は核合意は破棄)

 

拉致被害者奪還が出来ない理由は何か?

国家犯罪による拉致は重大な日本人の主権の侵害。

専守防衛であれど自衛隊派遣の理由にはなる。

しかし法の解釈から実現は難しい。

9条問題である。

 

政治家は票にならない事はしないとよく言われる。

官僚も出世競争に天下り。

発言に影響力を持つ芸能人もこれには一切ダンマリ。

国を動かすには世論しか無いが、国民は無関心。

その一例を紹介しよう。

 

被害者を忘れないで欲しいと言う思いでブルーリボンバッヂを作り、滋さんをはじめ被害者家族は運動してきた。
拉致被害者と故郷日本を隔てるのは海だけと言う意味で青い。

 

しかしバッヂを知る国民はどれだけいるだろう。

国会を見ても着ける議員は一部。

過去に民放ドラマでは悪徳代議士がこのバッヂを付ける演出があった。

 

私も2度テレビ出演した際には付けていた。

1回目は木で作られたブルーリボンバッヂ。

木製は馴染みが薄かったせいか、ディレクターは「可愛いバッヂですね」と言った。

2回目は国会議員も付ける一般的なバッヂ。

MCの男性が「このバッジは何ですか?」と。

あえてスルーしたが2度聞かれた。

報道アナウンサーでもある彼が知らないとは思えない。

以後、その番組に呼ばれない。

(理由はそれと違うかもしれないが)

 

私がバッヂを付けていても話題となった事は、こちら側から言わない限りは無い。

教育現場でも文科省は、在日朝鮮人への配慮と言い教えない。

被害者家族は40年余り日本人の無関心や反日分子と闘って来た。

 

改憲反対の人たちは言う。

「平和な日本が戦争する国になる。」

ふざけるな!

被害者や家族にこの40年、平和など1秒たりとも無い!

彼らは日本国民じゃ無いのか?

 

敗戦後アメリカにより作られた日本国憲法には国民を護ると言う事が1字も書かれていない。

憲法9条には「国の交戦権はこれを認めない」と書いている。

侵略されようが、国民を拉致されようが闘う権利すら認められない。

それを知ってる北や中国共産党は何でもやりたい放題。

事態は悪化の一途。

日本の改憲に口まではさむ。

そんなに良い9条なら、なぜ自分たちは導入しない!

 

日本が行う経済制裁に対し「まず話し合いを」と野党もメディアも声を揃える。

しかし、世界の外交とは武力をちらつかせた上での話し合い。

「いい加減にしないと、どうなるか解ってるのか!?」

この現代においても人間の本質は変わっていない。

 

「侵略戦争はしない。しかし自衛のためなら例え国を焦土と化しても戦い抜く」

これは世界が憧れる永世中立国スイスの国防意識だ。

 

滋さん、申し訳有りませんでした。
いつか、めぐみさんと再開できる事を願っています。

今は自分の無力に怒りが込み上げる。

隣に位置し地図上では目と鼻の先に有る祖国。

しかし、そこに横たわる海は果てしなく遠い。

 

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