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継ぐべきもの。
昨日は香川県は宇多津町で前撮りでした。
初めて伺う式場さん、美容師先生も初めての方でした。
最初に色打掛からの撮影スタートでした。
着付けをして頂いたのは大ベテランの美容師先生。
途中で声をかけて頂いたのですが、
「徳島のカメラマンさんは、こっちと違ってやっぱり丁寧ですね。」
実は、同じ様な言葉を頂いたことは数知れず。
立木写真館さんに始まり、海外コンペで活躍された林先生。
婚礼写真の文化を築いてくださった先輩方に感謝です。
私は契約会場さん以外でスナップを撮らせて頂く場合、多くは集合写真は契約スタジオさんとなるのですが、その際に立木さんの仕事の素晴らしさを目の当たりにしました。
集合写真って、以外と知られていないのですが非常に難しい撮影なのです。
何十人という集合写真の場合、お並び頂くのもなかなかのなです。
大人と言えど、人の話を聞いてくれません。
雑談でフォトグラファーの指示が届かないなんて事も普通にございます。
それらを踏まえ。
並んだ際のフォルムが綺麗か？
お顔が前の人の間々から出ているか。
表情は？
最大限、短時間で撮れるか？
ライティングは？
私はその仕事ぶりをお手本としました。
その立木さんが先日廃業されてしまったことは非常に残念です。
こんな事なら、いろいろとお話をうかがっておけば良かった。
その技はもう失われてしまうのかもしれません。
でも、その精神は引き継いで行きたいと思い仕事に励む毎日です。
