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現実と物語の間
攻殻機動隊は多くの映画監督に影響を与えたアニメ映画。
代表例はマトリックスだが近年ハリウッド映画で実写化された。
それ自体続編や監督を変え派生した作品が生まれたが、私が最も影響を受けたのは2002年にテレビシリーズで放映されたスタンドアローン・コンプレックス。
別名“笑い男事件”は近未来。
厚生省と製薬会社、薬事審議会そして国会議員らによる癒着した複合体による汚職とグリコ・森永事件にも似た企業恐喝、殺人事件、警察組織、軍まで巻き込む大事件に少数精鋭の公安9課が挑む話。
NETFLIXで改めて観た。
今も新鮮さは変わらず楽しめた。
一部使用する携帯端末が今と違う事を除けば古さは感じない。
むしろ、脚本の出来の良さについつい引き込まれてしまう。
それは、薬害エイズや現代のコロナが政官民の癒着構造と利益確保による国民のスケープゴート化を連想させる。
それが物語のうちはいいが、「現実は小説より奇なり」という。
事態の悪化をどこまでやるのか?
そろそろ収拾つけて欲しいものである。
あくまでも私の妄想の話として。