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写真という買い物
写真という買い物を考えた時。
シャアした写真は婚礼スナップです。
スナップとは言え、時には演出もしないと、魅力的なアルバムは完成させられません。
前撮りをされずに当日スナップだけの時は尚更です。
また、言葉を掛けることでお客様の感情を刺激し、感動的なシーンを誘発させるなんて事も、よく行います。
日本人は感情を表に出しませんが、出していいと思うのです。
いえ、出さなければ第三者には伝えられません。
そのアルバムを見た未来の子供達に、伝えるために。
カメラという機械を使って、絵を作るには技術が必要です。
ハイライトからシャドーに渡り、階調が破綻せずグラデーションが存在しているかどうかが写真というメディアの要です。
それをプリントで表現できるかどうかも含めて。
コスパなる言葉が氾濫する今の時代ですが、同じ仕事をしても、同じプロであっても、仕上がりは全く異なります。
本来、コスパはコストに対価が見合ってるかという意味であって、決して経済的に安価を指すものでは有りません。
しかし、あなたのコスパ思考は、自分の価値を落としていませんか?
経済的な豊かさを求めると、時に心は貧しくなってしまいます。文化的に豊かである事は、心が豊かでもあります。
私はそういう、買い物をしたいと思っています。