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写真とは
The BIPP のフェローシップは幸運にも2つのカテゴリーで取得する事が出来ました。
そのうちのウエディングに提出した20枚を昨日まで、ご紹介してきました。
今日からはポートレイトの方をアップしていきます。
この作品はコロナが始まった2020年に撮影しました。
私たちは、マスクをし、移動を控え、手指の消毒をして体温を測りました。
入院中の両親と面会も出来ず、子供達は学校では無く自宅で学習しました。
やがて、ワクチンが開発され安心できる社会が訪れると思いましたが、そうはなりませんでした。
ウイルスは人為的に作られたのか?
情報が錯綜し何が真実なのか見えない不安に私たちは包まれました。
どんな時も一番の被害者は子供達です。
精神的に成長する時期に、顔をマスクで隠し、友達と距離を取って、学校も休み。
いったいどれだけ、影響を与えたのか計り知れません。
作品に描かれるのは、ボロボロのマスクを手に持って、不安な顔をした子供。
私利私欲にまみれる大人達へのメッセージとして作りました。
撮影の内幕を明かすと、この少年はスタジオの事も私の事も良く知っているのですが、性格が非常にシャイです。
来ると30分くらいはこんな顔をしているのです。
ライティングなどを準備し、スタジオに到着するとマスクを渡して直ぐに撮影しました。
写真は真実を写すと思われています。
では、これは真実を写しているでしょうか?
英語では写真をPhotographと言う事はご存じですよね。
直訳すると”光画”となります。
また、別の言葉では写真をPictureと言います。
でも絵画もPictureです。
つまり写真と絵に垣根は無いと言う事です。
カメラを発明した2人の発明家は、どちらも絵を上手に描くための機械を作ろうとしました。
誰も、真実を写すなどと考えていません。
私たちは表現者です。
伝えたい事、訴えかけたいことを絵にします。
ただ、それだけです。
The BIPP Fellowship(Portrait) 20Panels 1/20