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ひさびさカラーマネージメント。

カラーマネージメントのお話。

ものづくり補助金でコンピューター環境を一新しましたが、問題がひとつ。
CMS(カラーマネージメント)です。
これは、デバイス間で異なる色をプロファイルで管理し合わせてあげようというものです。

写真をデジタルで行う様になってから横たわる問題ですが、理論としては合っても、現実には合わないと言う事は誰もが知るところ。
私も、長年やってきた中でそれは重々承知しております。
なので、「ルールに従ってやっておりさえすれば、許容できる範囲で見た目はそこそこ合う。」という感覚でやってきていました。

ころろが、今回の環境一新で思わぬ事態。
プリントが新しいモニターEizo CS2740とイメージが合っていない。
今まで使っていたCG243Wでチェックすると、ほぼほぼ合っています。
どちらも、印刷の色評価に関する世界基準、5000K ガンマ2.2に合わせています。
キャリブレーションしているセンサーは Xright i1pro2
モニターはどちらもハードウエア・キャリブレーションモデルです。

最初はプリンターに疑念を持ち、そっちをキャリブレーションしました。
しかし、そっちでは無くモニター側と気づいたのはCG243Wで表示させたことから。
CS2740の設定を洗い直しても問題は無さそう。
それで電塾でお知り合いになっている元Eizoの技術者で山口さん、Xriteの冨川さんに聞いてみました。

山口さんは、休日にZOOMでオンラインで相談に乗ってくださり。
冨川さんは、仕事終わりで帰宅後の22時から0:30まで。
皆さんありがとうございました。(本田さんもありがとう)
おかげで、問題解決へのヒントと方向が見えました。
基本、問題にぶち当たらないと勉強はしない私。
いろいろと、学べて楽しかったです。

写真はCS2740CG243Wのパネルの分光特性をi1で測定したのも。(3枚目は色評価用蛍光灯を使用する事務所環境)
これはパネルの仕様や特性で波長がこんな具合に異なると言う事。
設定する目標数値は同じに合わせても、人の目には違って見える。
同様に測色するセンサーにも同じ現象は起こるそう。

目視では数値管理出来ないからセンサーを使った管理と理解していましたが。
最後は人の目で合わせるしか無いと言う事。
世界は広い~。

ひさびさカラーマネージメント。

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