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フォトグラファーの力。

昨夜のオンライン・サロンは超スペシャルなゲスト、フォトグラファーで、ラジオパーソナリティーで、俳優で、エッセイストの Herbie Yamaguchi さんでした。

ハービーさんの身に起こる奇跡のようなエピソードの数々は、そのお人柄が呼び込むハッピーな物語。
子供の頃の大病で一度は死を覚悟なさったのでしょう。
今の人生を生かされていると思えるから、被写体となる人の「明日の幸せを願ってシャッターを切る」と言うことを、およそ60年もやってこれているのでしょうね。

私が質問した「もし一つだけ願いが叶うなら、何を願いますか?」への回答に。
「世界中で起こる戦争、その首謀者に戦争を止めると思わせる写真を撮りたい。」
それはまるで、豊臣秀吉が長谷川等伯に「気に入らずばお前の首を取る!」といって描かせた絵を思い出しました。

その絵は国宝「松林図」。

命掛けで描き上げたそれを見た秀吉、そこに居た家康さえも「天下統一と言う名のもと何ということをして来たのか…」と涙したと言われます。

ハービーさんは、何の迷いもなく、即答されました。常々そんなことを願いながらシャッターを切っているから出てきた言葉なのでしょうね。
まさに現代の長谷川等伯だった訳です。

私は、友人のアメリカ人フォトグラファーに、同じこの質問を受けた時「独裁者になって世界平和を実現したい」と答えたのですが、そこには写真が入っていませんでした。
かつてはそう願って撮っていた事を、お陰で思い出せました。(写真は松林図を本歌取りした私の作品)
写真家として本当に有難いお言葉をたくさん頂きました。

サロンのメンバーの皆さんも、心洗われた様な表情が印象的でした。
ハービーさんには本当に感謝です。
いろんな人と出会い、人として成長させて頂く、すべての出会いに感謝です。

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