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平間至ポートフォリオレビュー
写真家であり写真館経営者でも有る平間至さんのポートフォリオ・レビューに時々参加させて頂いています。
そこではプロ、アマ関係なくフォトグラファーが集い出品者の作品に対して感じた事を語ります。
昨夜の出品者は私。
平間さんから声を掛けて頂き出す事に。
出したのは海外コンペで受賞したものと未発表のものをいくつか。
参加者みなさんの反応で共通したのが“絵”の様だという事。
写真と言う言葉とpicture という言葉の文化の違いから来る、日本と海外の「写真とはこう言うもの」という概念の差。
私自身がコンペを知った時に感じた同じことを皆さん感じられたのです。
しかも、それが海外では評価されるという事に皆さん驚きを感じ得ないと言った雰囲気でした。
ところで写真とは不思議なもので撮影した本人がそこには写ります。
そして写真は語っているのです。
私の事を驚くほど言い当てて下さいました。
そして私自身が知らない事、感じていなかった事が洗い出されました。
自分自身の作品を客観的に見るってなかなかできません。
その意味で大きな収穫だったと思います。
それと1人の女性からの言葉に救われた思いがしました。
コンペに応募を始めた時、友人達とそれを通して夢を語り合い、目指すものを見つけた思いでした。
入賞するより落とされる作品の多さにチャレンジ精神をより刺激され奮起する私と、落胆や劣等感を感じた友人も少なからずいました。
やがてその友人達とは距離ができ、埋まらない溝となってしまいました。
私はコンペでの成功と引き換えに得たのは孤独感だったのです。
それは今まで、階段を上る過程において何度となく経験してきました。
しかし今回のそれは、正直今までのもとのは違い、人間不信ともなるほどの重症でもありました。
それを癒やしてくれる様な言葉でした。
まるでカウンセリングの様な大きな力を貰ったポートフォリオ・レビューでした。
さて新たな課題をもらって、どう解決するのか?
楽しみが増え朝からブログを書きながらニタニタしている故島です。