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アルバムですか?データですか?
今日は朝イチにお世話になってる方から電話。
ときどき、声を聞きに電話をくださいます。
今日の話は、とある会議での話でした。
結婚写真の販売がアルバムからデータへと変化のスピードは想像以上に速く、悪化しているというもの。
この流れはこのまま行けば、10年先にはアルバムをつくるメーカーは無くなり、今の銀塩フイルムの様に、インクジェットさえ、インクやペーパーは高騰して、贅沢な趣味となりかねません。
「お客さまが求めていない」と言ってしまては身も蓋もありません。
はたして、その価値を正しく伝えられているのでしょうか?
そのデータを未来の子供達はどうやって見ればいいのでしょうか?
たしかに、データ納品なら手離れが早くていいでしょう。
どうせスマホで見て終わりだからって、jpegで撮りっぱなしの納品でしょうし。
でも、ものづくりをする人間として、「本当にそれでいいの?」と問いたいです。
自分の仕事をそんな、陳腐な安く薄っぺらいものにしていいのですか?
私はお客さまにプリントの重要性をいつも伝え、購入頂いています。
そして従来のペーパーよりも高価な保存性に有利なファインアート・プリントを殆どの方がお求めになっています。
伝えれば買って頂けるのです。
自分がフォトグラファーとして存在し続けるには、業界を守ることも必要です。
それはメーカーを守り、存続させることも含まれます。
不平不満を言うよりも、自分が出来る事をはじめませんか?
改めてお聞きします。
あなたが、売るべきはアルバムですか?
データですか?
未来への責任を私たちは担ってることを忘れずにお考えください。